そろそろ老後のことを考え始めた時に、
あなたのライフステージはどういうイメージを思い浮かべますか?
今のままの住居で暮らし続けますか?
それとも、新しく暮らしやすい街に転居したいと思いますか?
さて、そこで
老後に住みたい街の都道府県別のランキングを紹介します。
老後に住みたい街ランキング
関東編
1位 鎌倉 (神奈川県)
海と山と、歴史の深い神社仏閣が多く、心が洗われるイメージが好まれているようです。
また、のんびりしていて、毎日散歩しても飽きないと、言われている方も多いようです。
2位 横浜 (神奈川県)
中心地から少しだけ離れるだけで静かな場所がたくさんあって、交通の便も良いというイメージが定着しているようです。
3位 吉祥寺 (東京)
都心ではなく都下に住みたいという人が多い中、吉祥寺は一番の人気です。
吉祥寺の駅周辺はにぎやかですが、その周りには静寂な住宅街があります。
また、井之頭公園を始めとする緑地も充実しているという理由もあるのでしょう。
4位 八王子 (東京都)
自然が豊かで、都心から離れていますが交通の便が良いことが人気です。
5位 三鷹 (東京都)
新宿から中央線特急で2こ目の駅でありながら、
田畑・緑が多く、散歩しやすい街というイメージがあります。
また、三鷹には病院が多くあります。
※関東に住みたい方の多くは、同じ関東からの転居が多いようです。住み慣れた街の近くだと安心するのでしょうか。
近畿圏編
1位 京都 (京都府)
交通の便・治安が良く、静かで、買い物が便利そうなイメージがあります。
古都の歴史を学ぶことができる。素敵な店も散歩道も多いから飽きないで過ごせそう。
2位 芦屋 (兵庫県)
街並みが上品で静か。坂道がない買い物に便利で、高齢者向けの施設が近くに多くある。
何でも歩いて用事が済ませられる。と、お年寄りにやさしい街の雰囲気がいっぱいですね。
3位 西宮北口 (兵庫県)
駅の近くに色々な施設が揃っていて、あまり移動しなくても過ごせる街と人気です。
交通機関が充実しているというのも、人気のひとつです。
4位 箕面 (大阪府)
にぎやかな大阪ではあるが、自然が多い街で治安が良い。市の援助とうが手厚い街としても人気があるようです。
京阪神圏へ足を運べるだけでなく、落ち着いた印象があるようです。
5位 高槻 (大阪府) 97点
電車やバスの便が充実しているので、車の運転をしなくても外出・買い物に便利。
バリアフリーなども充実していると人気があります。
老後に住みたい街(関東・近畿)をご紹介しました。
どちらも、郊外の静寂な住宅街が人気があるということ。
毎日の買い物に便利な商業施設や病院、福祉施設、高齢になった時に必要となるサービス等が、気軽に活用できるということが、人気度が高いという結果が出ましたね。
老後に住みたい県 ランキング
次は、老後に住みたい県ランキングを紹介します。
- 沖縄県
- 東京都
- 福岡県
- 神奈川県
- 北海道
1位の沖縄県については、次のようなコメントがあります。
どう思われますか?
山形県→沖縄県と答えたコメントは、
「何もしなくていいなら、毎日暖かい方がよい」
岩手県→沖縄県と答えたコメントは、
「寒いのが嫌いなので」(51歳・男性))
神奈川県→沖縄県生と答えたコメントは、
「生活費がおさえられそう」(男性)
埼玉県→沖縄県と答えたコメントは、
「暖かいし長生きする人が多いイメージがある」(男性)
山梨県→沖縄県と答えたコメントは、
「雪下ろしがないから楽かも」(男性)
新潟県→沖縄県と答えたコメントは、
「老後はやっぱり暖かい所が断然いいと思います」(女性)
沖縄を選ぶ寒い地方の方たちの多くは、暖かくて景色の良いところがいいようですね。
すごくわかる気がします。
老後に寒いところはきついですよね。
老後に温かいところで生活していることを、想像しただけでほっとしますよね。
老後の住みやすい街の出費チェック
次は、老後の住みやすい街の出費チェックのご紹介です。
常日頃の生活費は、老後になると突然節約せざるを得なくなりますね。
食費や衣類などは、意外と節約しやすいですよね。
光熱費たとえば、電気代・ガス代・水道代・
電話代などは、なんとか使用回数を控えて節約することもできますよね。
が、公的出費というのは、個人ではどうすることもできません。
老後には、その節約できない公的出費という費用が大きく生活にのしかかってくるんです。
たとえば、
国民保険料・水道料金・固定資産税・住民税などは、現職時代と変わらないのです。
更に、
年金からは、税金・介護福祉保険料などが差し引かれます。
老後になると、収入は激減するのに支出はほとんど変わらないのです。
しかし、
その公的出費は、住むところによって大幅に違うということをご存知でしょうか?
近隣でも大違い? 出費のチェックポイントを確認してみましょう
国民健康保険料
市町村ごとに家族一人当たりの料金が変わります。
子供世帯との同居などで家族の人数が多い場合は均等割りによる差が大きくなります。
固定資産税(地価)
調べなければわかりませんが、都会から田舎に転居したような土地の格差が大きい場合は、安くなる可能性があります。
※国土交通省「地価公示・都道府県地価調査」HPで調べた方が良いでしょう。
例えば
東京都の新小岩 から 千葉県の船橋に越されたAさんの出費
住民税
最高値段と最安値の差で数千円の違いしかない。が、少しでも安くなった方がよいと思われる方は、市町村の市民税HPなどで調べるようにしてください。
水道代
近隣の市町村に移動しただけで、安くなる可能性があります。
ガス代
ガス会社を変更するだけで「ガス料金が安くなる」というのはご存知でしょうか?
【ガス屋の窓口】 はたくさんの中から安いガス会社を選ぶことが出来て、出費の節約になりますのでうまく活用してみてください。
医療機関
医療機関そのものには出費の違いはありませんが、その病院等が近くにあるか遠くにあるかということで、交通費等の出費の違いが出てきます。
物価
物価に関しては、都心の中心街以外はほとんど変わらないと言えます。
大きなスーパーや商店街などには、必ず安い店がありますので、そういうお店を選ばれるとよいですよね。
私の場合の水道代
私は、以前は都下に住んでいました。そして現在は神奈川県の川崎です。
川崎に越してきた時の初めての水道代の明細が送られてきた時に、その金額に驚いて、水道会社に電話して点検に来てもらいました。
庭がそんなに広いわけではなく、お風呂が大浴槽に変わったわけでもなく、洗濯機は小平の時の物だし・・・と、何も変わらないのに、水道代だけが1.5倍くらい高かったのです。
どこかで水がもれていないのか? メーターが壊れたんじゃないのか? とか、私はいろいろ文句を言ったのですが、
結局、何も原因がわからないまま、水道会社の方は帰っていきました。
明細請求書がその値段になっているのですから、払わざるを得ません。川崎に来てからずうっと水道代は高いままです。今では、それが普通になってしまいました。
それからどれくらい経った後でしょうか、ある日、友人と無駄話をしていた時に、水道代は地域によって違うということを聞いたのです。
そうなんです。水道代の地域差は大きいのです。
そういう風に、
自分では節約しようのない公的出費も、住む場所によっては節約できるということを知ってほしいと思います。
老後に住みたい街は 老後に住みやすい街とは、微妙に違ってくるようです。
老後の収入は激減します。節約できるところは節約して、楽しい暮らしをしていきたいものですね。
まとめ
■老後に住みたい街ランキング
関東編と近畿編を紹介
■老後に住みたい街の県ランキング
沖縄が一位
寒い県の人ほど暖かい県に住みたいという結果
■老後の住みやすい街の出費チェック
・国民健康保険料
・固定資産税(地価)
・住民税
・水道代
・ガス代
・医療機関
・物価
老後に住みやすい街と老後に住みたい街は、必ずしも一致したものではないということがわかりました。
老後に住みやすい街は、交通の便がよく、医療機関がそばにあって、物価が安く、公的資金も安いところが良いという結果が出ました。
老後には収入が減少していく中で、支出を抑えられるということは、とても大切なことですね。
その分、楽しいことができる可能性も出てきますね。
老後は暮らしやすい街で、のんびりと楽しく暮らせるように今から計画を立ててみてください。